うわ、また1週間空いてしまいました…今回は弊社にとっても縁の深いバンド、Mastermindの4thアルバムです。
このアルバム、今でこそ話せますが「海外でのリリースを視野に入れて制作したアルバム」だったんです…2001年の12月に2nd「The Way I Go」でポニーキャニオン洋楽よりメジャー・デビューした際、翌年の1月末に、南仏・カンヌ(「カンヌ映画祭」のカンヌ)で毎年行われているMIDEM(ミデム)という国際音楽見本市(音楽業界関係者が一堂に会して、ビジネスをするコンベンション的なイヴェント)に持って行って、ヨーロッパを中心とした各国のメタル・レーベルに売り込んだんですが、その頃既にヨーロッパでのパワー・メタル系の勢いは落ち着いており、海外レーベルとの話をまとめる事は出来ませんでした。
唯一、マネジメント業務を中心に活動していた米国のマネジメント会社と話がまとまって、2002年の夏〜秋頃にマネジメント契約をしたのですが、これもその後(2004年2月)に出た3rd「To The World Beyond」も含め、欧米でのリリースの契約が上手くまとまらず、数年で契約終了に…実は弊社がマネジメント業務をスタートさせたのも、「Mastermindの海外のマネジメントが決まったのに、国内の受け皿が無いのはマズイ」という理由からでした。
閑話休題。3rdでイェンス・ヨハンソンをゲストに迎えても、海外リリースは難しかったという事実を踏まえ、4thの制作には海外でのマスタリングを前提にミックスをし、マスタリングは当時ANGRAのミックス等を手掛けていた売れっ子エンジニア:デニス・ワード(PINK CREAM 69)に依頼、またアートワークもWizards' Hymn「HYMNAL」でも仕事をした、欧州メロディック系のCDアートワークを多数手掛けているスウェーデンのデザイナー:カール・アンドレ・ベクストンに依頼、共に快諾を得ました。
マスタリングは上がってきた時、結構感動しましたね…デニスとは、これを機会にKNIGHTS OF ROUNDの1st「Eternity」のマスタリングを頼むことになりました。アートワークはジャケの青が印刷の時に想定通りの色合いが上手く出なくて、色校正を何度も出して、プレス会社とも何度も打合せしながら補正したのを覚えています。アンドレ(個人的に何故か「カール」とは呼んだ事がない)とも、その後も幾つもの国内作品の制作を依頼することになり、遂には彼のアジアにおけるビジネス・エージェントの仕事もするようになり、今に至ります。
また話がズレましたね…この作品は「Mastermindの海外戦略作品」と位置付けて、海外の一流クリエイターの力を借り、内容的にも「新曲8曲(1曲はオープニングSE的小曲)+既存曲のリレコーディング5曲(そのうちの1曲が、本作収録の”Nothing Lasts Forever”…元は1st収録の楽曲)」をレコーディングしました。どういう事かというと、国内向けのリリース(つまり本作)は「新曲8曲+既存曲のリレコーディング1曲」の9曲収録、海外契約が決まったら、海外リリースのヴァージョンは「新曲6−7曲+既存曲のリレコーディング5曲」という、「新作+ミニ・ベスト」的な別ヴァージョンでリリースするつもりだったのです。結局、紆余曲折あったものの、海外でのリリースは為らず、”Nothing Lasts Forever”以外のリレコ曲4曲(敢えて、どの曲かはここでは言及しません)はお蔵入りになったままです。残念ですが、この4曲を発表する予定は今のところ有りません。
そういえば、結構最近になって、PS Vitaのゲーム・ソフト「地獄の軍団」の挿入歌に”Cold-hearted”が使われたのも記憶に新しいです。
これまたどうでもいい話なのですが、実はこのアルバム、つい最近まで2007年リリースだと思ってましたが(汗)、2006年11月なんですね…なんでだろ? 2007年にツアー出てるからかな?
このアルバム、今でこそ話せますが「海外でのリリースを視野に入れて制作したアルバム」だったんです…2001年の12月に2nd「The Way I Go」でポニーキャニオン洋楽よりメジャー・デビューした際、翌年の1月末に、南仏・カンヌ(「カンヌ映画祭」のカンヌ)で毎年行われているMIDEM(ミデム)という国際音楽見本市(音楽業界関係者が一堂に会して、ビジネスをするコンベンション的なイヴェント)に持って行って、ヨーロッパを中心とした各国のメタル・レーベルに売り込んだんですが、その頃既にヨーロッパでのパワー・メタル系の勢いは落ち着いており、海外レーベルとの話をまとめる事は出来ませんでした。
唯一、マネジメント業務を中心に活動していた米国のマネジメント会社と話がまとまって、2002年の夏〜秋頃にマネジメント契約をしたのですが、これもその後(2004年2月)に出た3rd「To The World Beyond」も含め、欧米でのリリースの契約が上手くまとまらず、数年で契約終了に…実は弊社がマネジメント業務をスタートさせたのも、「Mastermindの海外のマネジメントが決まったのに、国内の受け皿が無いのはマズイ」という理由からでした。
閑話休題。3rdでイェンス・ヨハンソンをゲストに迎えても、海外リリースは難しかったという事実を踏まえ、4thの制作には海外でのマスタリングを前提にミックスをし、マスタリングは当時ANGRAのミックス等を手掛けていた売れっ子エンジニア:デニス・ワード(PINK CREAM 69)に依頼、またアートワークもWizards' Hymn「HYMNAL」でも仕事をした、欧州メロディック系のCDアートワークを多数手掛けているスウェーデンのデザイナー:カール・アンドレ・ベクストンに依頼、共に快諾を得ました。
マスタリングは上がってきた時、結構感動しましたね…デニスとは、これを機会にKNIGHTS OF ROUNDの1st「Eternity」のマスタリングを頼むことになりました。アートワークはジャケの青が印刷の時に想定通りの色合いが上手く出なくて、色校正を何度も出して、プレス会社とも何度も打合せしながら補正したのを覚えています。アンドレ(個人的に何故か「カール」とは呼んだ事がない)とも、その後も幾つもの国内作品の制作を依頼することになり、遂には彼のアジアにおけるビジネス・エージェントの仕事もするようになり、今に至ります。
また話がズレましたね…この作品は「Mastermindの海外戦略作品」と位置付けて、海外の一流クリエイターの力を借り、内容的にも「新曲8曲(1曲はオープニングSE的小曲)+既存曲のリレコーディング5曲(そのうちの1曲が、本作収録の”Nothing Lasts Forever”…元は1st収録の楽曲)」をレコーディングしました。どういう事かというと、国内向けのリリース(つまり本作)は「新曲8曲+既存曲のリレコーディング1曲」の9曲収録、海外契約が決まったら、海外リリースのヴァージョンは「新曲6−7曲+既存曲のリレコーディング5曲」という、「新作+ミニ・ベスト」的な別ヴァージョンでリリースするつもりだったのです。結局、紆余曲折あったものの、海外でのリリースは為らず、”Nothing Lasts Forever”以外のリレコ曲4曲(敢えて、どの曲かはここでは言及しません)はお蔵入りになったままです。残念ですが、この4曲を発表する予定は今のところ有りません。
そういえば、結構最近になって、PS Vitaのゲーム・ソフト「地獄の軍団」の挿入歌に”Cold-hearted”が使われたのも記憶に新しいです。
これまたどうでもいい話なのですが、実はこのアルバム、つい最近まで2007年リリースだと思ってましたが(汗)、2006年11月なんですね…なんでだろ? 2007年にツアー出てるからかな?
【2014.02.07 Friday 06:26】 author : black-listed | リリース作品を振り返る | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |