Black-in-the-box 2020-10-27T22:20:01+09:00 "The Japanese Metal Rising"…日本で活動するメタル/ヘヴィ・ロック/プログレ・バンドの為のレーベル/マネジメント:
Black-listed Productions代表の業務日誌。Twitter:@BlacklistedProd JUGEM 140214 (14)PROPHESIA / Eye Of The Storm http://blog.black-listed.jp/?eid=1422110 2014-02-14T01:50:33+09:00 2014-02-13T16:50:33Z 2014-02-13T16:50:33Z 今回は新譜「Goddess Of Light」も好評なPROPHESIAの、現在製造中止扱いになっている1stアルバムです。
そもそもPROPHESIAって結成当時は、東京で活躍するHR/HMバンドのメンバー達によるスーパー・プロジェクト的なニュアンスで語られてたと思うんです。
弊社で本作... black-listed リリース作品を振り返る
そもそもPROPHESIAって結成当時は、東京で活躍するHR/HMバンドのメンバー達によるスーパー・プロジェクト的なニュアンスで語られてたと思うんです。
弊社で本作1stをリリースする前は、様式美HR系を中心にリリースしていたレーベル:マンドレイク・ルートからシングルをリリース(確か、マンドレイク・ルートのコンテストで優勝して、CDリリース権を獲得したはず…)していました。リリースされた時、私もそのシングルを買いに、CDショップに走った(文字通り、ホントに走った/笑)記憶があります。当然AZRAELが弊社所属になる、だいぶ前の話です。
その後、マンドレイク・ルートの倒産により、弊社に移籍となりました。契約の話を、サンクチュアリのある沼袋の喫茶店でしたのを覚えています(何で沼袋だったか?は忘れましたが…笑)。
で、2年半位で初回プレス分を売り切って、現在は製造中止になっているのですが、これには裏話がありまして…。
実は1stのアートワークは、バンド側が探してきて気に入った女神の画を、それを制作したイラストレイター(?)さんと契約して使用していたんですが、これがなんと「発売日から3年間で、アートワークの使用に関しての契約終了」という条項があった様で(!)、初回プレス分を売り切った際にそれが判明…バンドと話し合った上で、「アートワーク使用の契約を更新しない=追加プレスしない」ということになったのです。
それ以来、ネット・オークション等でもプレミアの付く作品となってしまっているのですが…なんと、今年(2014年)の4月25日に、この後にリリースしてコチラも現在販売完了となっているシングル「La Prophecia」に収録の2曲(もう1曲は、新作2ndや、東日本大震災チャリティー・アルバム「Metal bless JAPAN/RISING SUN」に別ヴァージョンで収録の"La Prophecia")を追加収録+リマスターして、弊社から再発が決定しました!(←宣伝/笑)勿論(上記の経緯もあり)、新アートワーク仕様です…ご期待ください(もう、プレミア価格で中古とか買わないでね…)!
]]> 140207 (13)Mastermind / From Here To Eternity http://blog.black-listed.jp/?eid=1422109 2014-02-07T06:26:52+09:00 2014-02-06T21:26:52Z 2014-02-06T21:26:52Z うわ、また1週間空いてしまいました…今回は弊社にとっても縁の深いバンド、Mastermindの4thアルバムです。
このアルバム、今でこそ話せますが「海外でのリリースを視野に入れて制作したアルバム」だったんです…2001年の12月に2nd「The Way I Go」でポニ... black-listed リリース作品を振り返る
このアルバム、今でこそ話せますが「海外でのリリースを視野に入れて制作したアルバム」だったんです…2001年の12月に2nd「The Way I Go」でポニーキャニオン洋楽よりメジャー・デビューした際、翌年の1月末に、南仏・カンヌ(「カンヌ映画祭」のカンヌ)で毎年行われているMIDEM(ミデム)という国際音楽見本市(音楽業界関係者が一堂に会して、ビジネスをするコンベンション的なイヴェント)に持って行って、ヨーロッパを中心とした各国のメタル・レーベルに売り込んだんですが、その頃既にヨーロッパでのパワー・メタル系の勢いは落ち着いており、海外レーベルとの話をまとめる事は出来ませんでした。
唯一、マネジメント業務を中心に活動していた米国のマネジメント会社と話がまとまって、2002年の夏〜秋頃にマネジメント契約をしたのですが、これもその後(2004年2月)に出た3rd「To The World Beyond」も含め、欧米でのリリースの契約が上手くまとまらず、数年で契約終了に…実は弊社がマネジメント業務をスタートさせたのも、「Mastermindの海外のマネジメントが決まったのに、国内の受け皿が無いのはマズイ」という理由からでした。
閑話休題。3rdでイェンス・ヨハンソンをゲストに迎えても、海外リリースは難しかったという事実を踏まえ、4thの制作には海外でのマスタリングを前提にミックスをし、マスタリングは当時ANGRAのミックス等を手掛けていた売れっ子エンジニア:デニス・ワード(PINK CREAM 69)に依頼、またアートワークもWizards' Hymn「HYMNAL」でも仕事をした、欧州メロディック系のCDアートワークを多数手掛けているスウェーデンのデザイナー:カール・アンドレ・ベクストンに依頼、共に快諾を得ました。
マスタリングは上がってきた時、結構感動しましたね…デニスとは、これを機会にKNIGHTS OF ROUNDの1st「Eternity」のマスタリングを頼むことになりました。アートワークはジャケの青が印刷の時に想定通りの色合いが上手く出なくて、色校正を何度も出して、プレス会社とも何度も打合せしながら補正したのを覚えています。アンドレ(個人的に何故か「カール」とは呼んだ事がない)とも、その後も幾つもの国内作品の制作を依頼することになり、遂には彼のアジアにおけるビジネス・エージェントの仕事もするようになり、今に至ります。
また話がズレましたね…この作品は「Mastermindの海外戦略作品」と位置付けて、海外の一流クリエイターの力を借り、内容的にも「新曲8曲(1曲はオープニングSE的小曲)+既存曲のリレコーディング5曲(そのうちの1曲が、本作収録の”Nothing Lasts Forever”…元は1st収録の楽曲)」をレコーディングしました。どういう事かというと、国内向けのリリース(つまり本作)は「新曲8曲+既存曲のリレコーディング1曲」の9曲収録、海外契約が決まったら、海外リリースのヴァージョンは「新曲6−7曲+既存曲のリレコーディング5曲」という、「新作+ミニ・ベスト」的な別ヴァージョンでリリースするつもりだったのです。結局、紆余曲折あったものの、海外でのリリースは為らず、”Nothing Lasts Forever”以外のリレコ曲4曲(敢えて、どの曲かはここでは言及しません)はお蔵入りになったままです。残念ですが、この4曲を発表する予定は今のところ有りません。
そういえば、結構最近になって、PS Vitaのゲーム・ソフト「地獄の軍団」の挿入歌に”Cold-hearted”が使われたのも記憶に新しいです。
これまたどうでもいい話なのですが、実はこのアルバム、つい最近まで2007年リリースだと思ってましたが(汗)、2006年11月なんですね…なんでだろ? 2007年にツアー出てるからかな?
]]> 140131 (12)LONGINUS / Evil & Blood http://blog.black-listed.jp/?eid=1422108 2014-01-31T01:48:00+09:00 2014-02-07T00:25:45Z 2014-01-30T16:48:00Z 続いては、最近ニュー・アルバム(2nd)をリリースした正当派メタル・バンドの記念すべき1stアルバムです。
LONGINUSを初めてキチンと認識したのは、実はMastermindのVo:Norio氏の紹介…というかオススメされて。それ以前は、都内で活動していたのでバンド名は... black-listed リリース作品を振り返る
LONGINUSを初めてキチンと認識したのは、実はMastermindのVo:Norio氏の紹介…というかオススメされて。それ以前は、都内で活動していたのでバンド名は知っていたもののライヴを見たことはなく、そんな時に「大学のサークルの後輩で、なかなかいいバンドがいる」と言われて、かなり気になっていた状態で、札幌のMAVERICKが東京での主催イヴェント@目黒ライブステーション(Mastermindも出演)で、オープニングに出るバンドを探しているということで、Norio氏が彼らを推薦したらしく、彼らもそれを快諾してトップに出演した時、ようやく初めてライヴを観て、一発で気に入って、キャプテン和田氏の大阪のラジオ番組「Captain Rock」でデモを紹介したり(Wizards' Hymn「HYMNAL」の項、参照)していました。
そのうち、正式な1stアルバムを作るということになり、元々親しくさせて貰っていたのに加え、当時バンドが組んでいた外部プロデューサー:Taihoo氏と偶然別件で仕事をご一緒していたという裏事情も有り、ウチでリリースさせていただくことになりました。
プロデューサーを立てていたこともあり、レコーディングには私は一切タッチしていなく、マスターを受け取っただけなのですが、DTMの方法論が進んできた時期でもあり、所謂「宅録」(Ds以外)を駆使した作品で、個人的には「あー、宅録でもセンスがあればここまで出来るんだ…」(当時のレベルで)と思った記憶があります。プレスも工場の指定されたのも初めてでしたし…(笑)。
このアルバム…BURRN!のレヴューで良い評価をいただいて、当時結構売れましたし、そういう背景を抜きにしても、今でも好きな曲がいっぱい詰まっています。あ、初期の隠れた名曲"Magic"が入ってないのだけ、少し残念かな…あと、このアルバムをリリースした後に、コンピ・アルバム「SAMURAI METAL Vol.3」に提供した"Black-listed”も入ってないんですよね(笑)。
]]> 140131 (11)BLASDEAD / GROUND FLARE http://blog.black-listed.jp/?eid=1422107 2014-01-31T01:27:47+09:00 2014-01-30T16:27:47Z 2014-01-30T16:27:47Z 更新が久しぶりになってしまいましたが、今回はBLASDEADの2ndアルバムです。
BLASDEADと言えば、既に四半世紀近い歴史を持つベテラン・バンドですが、1stをリリースしてから、この2ndをリリースするまでにかなりの時間が経ち、メンバーもG:安野氏とB:江成氏以外は替... black-listed リリース作品を振り返る
BLASDEADと言えば、既に四半世紀近い歴史を持つベテラン・バンドですが、1stをリリースしてから、この2ndをリリースするまでにかなりの時間が経ち、メンバーもG:安野氏とB:江成氏以外は替わっていますが、キャッチーなメロディーと剛直なリフを軸にしたパワー・メタルには些かの迷いもブレもありません。
今ではバンドのビジネス面は、Dsの"やのっちぇ"こと矢野氏が仕切っていますが、当時はBの江成氏(その後、脱退)が仕切っていて、確かリリースすることが決まって、レコーディングのごく初期にスタジオに顔を出したんですが、その時はスタジオ作業そっちのけで、契約がどうとか、CDをどう売るか?とか、レコーディングの方法論とかの話を、江成氏とロビーでしてた記憶があります。
で、その日のレコーディングが終了した後、Vo:横山氏の車で国分寺駅まで送って貰って、更に矢野氏と「スタ丼」を食べたんですよね…今でこそ、矢野氏(”やのっちぇ”と呼ばないと、なんか気持ち悪いね/笑)と一緒にRadio T.N.T.の運営とかやったりしてますが、色々と音楽の話をしたのは(ライヴの打ち上げとかを除けば)この時が初めてだったかもしれません。
ライナーノーツは、キャプテン和田氏にご執筆いただきました。とある縁で、バンドとキャプテンは昔からお付き合いがあったので、ライナーのご執筆もご快諾をいただいて、当時始まったばかりだったポッドキャスト番組「キャプテン和田の劇的メタル」のゲストにもお招きいただきました。
前述の通り、B:江成氏がその後脱退してしまったので、氏が作曲した、バンド初期の代表曲の1つ"KEEP HEAVY...STAY METAL"は、今ではライヴ等でやらなくなってしまいましたが、それを補って余りある素晴らしい楽曲が他にも多数在りますし、彼らのライヴは、それらを再現するパワフルなパフォーマンスとロックのエンタテインメントに満ち溢れています…現在はツインGの5人編成となったBLASDEADのライヴを是非、生で体感して欲しいです。
]]> 131218 (10)Wizards' Hymn / HYMNAL http://blog.black-listed.jp/?eid=1422106 2013-12-19T05:31:00+09:00 2013-12-18T20:31:21Z 2013-12-18T20:31:00Z さて、どんどん行きましょう! 今回はWizards' Hymnの1stアルバムです。Wizards' HymnのリーダーであったDsの今井氏とはそもそも、弊社リリース第5弾としてアルバムを出させていただいたAREA51のメンバーとして会話をするようになったんじゃないかと思います。まだ若い(... black-listed リリース作品を振り返る さて、どんどん行きましょう! 今回はWizards' Hymnの1stアルバムです。 Wizards' HymnのリーダーであったDsの今井氏とはそもそも、弊社リリース第5弾としてアルバムを出させていただいたAREA51のメンバーとして会話をするようになったんじゃないかと思います。まだ若い(当時、大学生)のに、正確でタイトかつパワフルなドラミング…タム(通常バスドラムの上に配置される、比較的小口径のドラム)のセッティングが地面に対して並行だというのも、「まるでF・バナリ(QUIET RIOT)みたいだな…!」と。F・バナリ大好きなんですよ…あのプレイ・スタイルが。 偶然VoのKimikoさんも偶然知り合い(正確には「知り合いの知り合い」…的な)だったりで、バンドのライヴを見に行くようになり、アルバム・リリース前に配布していたデモCD-Rをいただいたり。 デモCD-Rといえば…本作にも再録で収録されていますが、当時デモで無料配布されていた“The Call From The Unknown”という曲が個人的にかなりお気に入りで、(勿論、本作がリリースされる前どころか、契約すらしていない頃に)FM大阪でキャプテン和田氏がDJをされていた「Captain Rock」というメタル番組で、「国産メタルのミニ特集」をやるということで、氏に呼ばれて、和田氏との対談形式+ナント私の選曲で1時間喋らせて貰った時に、「今後要注目の新人バンド」ということで曲を紹介した2バンドのうちの1つがWizards' Hymnだったんです(余談ですが、もう1つはLONGINUS…曲は未だCD-Rにしか収録されていない、隠れた名曲“Magic”でした)。 そんなこんなで「アルバム出すなら、是非ウチで!」とラヴ・コールを送った甲斐あって、正式に契約をすることになった訳です。 アートワークは(今も日本・アジアのエージェントを弊社が務めている)スウェーデンのアートワーク・デザイナー:C.A.ベクストンです。今でこそよくある話ですが、彼らは当時からメール等で海外と密に繋がっており、海外のメタル・ファン達から圧倒的な支持を受けていました。そんなこともあり、アートワークはかなり「欧米の人が考える”オリエンタリズム”」を強く意識したモチーフとデザインとなりました。その甲斐あってか、英国のレーベル「Majestic Records」(HELLHOUND「鋼鉄のいけにえ」と同じレーベル…その後、倒産)と契約し、アルバムは欧米でもリリースされました。 今思えば、彼らは「女性Voメロスピ」のハシリみたいなバンドで、稀有な存在だったと思います。その後、バンドはVoを替え、音楽性を変えた2ndアルバムをリリースしますが(後日、改めてご紹介します)、その後諸事情で空中分解してしまいます。今だに「勿体無い」と個人的に思うバンドです。 ]]> 131217 (9)VRAIN / EMERALD http://blog.black-listed.jp/?eid=1422105 2013-12-17T05:07:00+09:00 2013-12-18T19:19:43Z 2013-12-16T20:07:00Z 推敲の遅れを取り戻すべく、調子に乗って本日2枚目…今回はVRAINのオフィシャルな1stとなるミニ・アルバムです。元々VRAINというバンド自体は以前から知っていましたし、現在に近いバンド体制でない(現Vo/KeyのHIRO嬢が、まだVoを執っていなくて、Key専任だった時代)から... black-listed リリース作品を振り返る 推敲の遅れを取り戻すべく、調子に乗って本日2枚目…今回はVRAINのオフィシャルな1stとなるミニ・アルバムです。 元々VRAINというバンド自体は以前から知っていましたし、現在に近いバンド体制でない(現Vo/KeyのHIRO嬢が、まだVoを執っていなくて、Key専任だった時代)からライヴも見ていたのですが、そもそもVRAINの作品をリリースすることになった経緯というのが、個人的には非常に思い出深い話でして…。 2005年の年末、とある音楽系企業の忘年会(@新宿・歌舞伎町)で、リーダー/DsのMIYA氏と偶然(?)一緒になりまして…その時は大人数(確か3〜40人規模)で、単に鍋食って、酒飲んでただけだったんですが、その後有志で二次会行こうという話になり、MIYA氏の先導で僅か数人で近所の某所で飲んだんですが、その時に「現在アルバム制作してるんで、Black-listedでリリースしてくれ」と言われ、「出しましょう!」と。 いや、酒の勢いとかではないですよ…(笑)。当時からライヴでは、収録曲の“No Place To Run”とか、“BELIEVER”とかを演奏していて(デモCD-Rとかも無料配布していた)、「良い曲だなぁ…」とは思っていたいましたし、バンドとしても、結構早い時期から自主企画のライヴ・イヴェント組んだり(実際、そのイヴェントでANCEINT MYTHをスカウトしたりも…)、頻繁にデモ配ったりと、積極的な攻めのプロモーションをしているのが魅力的にも見えたので、オファーは正しく「渡りに船」というか…。 本作がリリースされて、BURRN!の藤木氏が、バンドやその音楽性を気に入ってくださり、誌面にインタヴュー等も掲載していただいて、一気にバンドのシーンでの認知度が高まりましたし、ライヴでも多くのファンの方に集まっていただけるようになりました。 アートワーク等を見ると、当時からバンドとしての音楽的な方向性は定まっていたものの、まだ衣装等はバラバラなイメージでした…ま、今から考えれば、それが逆に「各メンバーのキャラクター分け」を明確にしていた、という面もあった様に思います。2006年当時で彼ら程「バンド・イメージをコンセプト化していたバンド」は、(V系等ではともかく)「メタルの世界」ではかなり少なかったですし、「後進のバンドにとってのお手本」になっていた部分は非常に大きいのではないでしょうか? 勿論「現役のバンド」ではありますが、今こそ再評価されるべきバンドなのかもしれません…。 ]]> 131217 (8)HELLHOUND / 鋼鉄のいけにえ http://blog.black-listed.jp/?eid=1422104 2013-12-17T03:40:00+09:00 2013-12-16T18:42:53Z 2013-12-16T18:40:00Z いやはや、前回からすっかり間があいてしまいました。遅れた分、年末年始で取り返せるのでしょうか…?(滝汗)さて…今回は地獄の番犬:HELLHOUNDの記念すべき1stアルバムです。いつもの事ながら、HELLHOUNDというバンドがいつスタートしたか、詳しくは覚えてないのですが... black-listed リリース作品を振り返る いやはや、前回からすっかり間があいてしまいました。遅れた分、年末年始で取り返せるのでしょうか…?(滝汗) さて…今回は地獄の番犬:HELLHOUNDの記念すべき1stアルバムです。 いつもの事ながら、HELLHOUNDというバンドがいつスタートしたか、詳しくは覚えてないのですが(バイオには2002年に前身バンド:SPEEDMEGANE結成、2003年にHELLHOUNDに改名とありますので、きっとそうなのでしょう…)、とりあえず唯一覚えているのは、2005年にマネジメント契約して、2006年に1stアルバムである本作をリリースするまで、私自身が「HELLHOUNDというバンドのライヴを一度も見た事が無かった」(笑)という事実です。ライヴも見てないのに契約(しかもマネジメント契約まで…笑)とか、どれだけインパクトが強力だったんだ?って話です(爆)。 レコーディングは基本1発録りで、10曲のレコーディング+ミックス+マスタリングを丸4日間で終了(これ、ホント!)とか、歌詞内にMETALという単語が全部で126回出てくるので、ギネスに記録申請中(嘘!)とか、エピソードには事欠かない「愛すべきメタル馬鹿バンド」(褒め言葉)として、媒体等にも大ウケでしたね! そういえば、マスタリングもスタジオを紹介したは良いものの、その日は先に静岡出張が決まっていたもので立ち会えなかったんですが、途中でCrossfireからメールで、「音がこ綺麗過ぎる…エンジニアがメタルとは何ぞやを判ってない!」と文句が来てたし…(笑)。 あ、あと忘れちゃいけないのが、2005年初夏にはリリース出来る予定だったのに、「2006年6月6日(666!)にリリースしたい」ということで、約1年間リリース・スケジュールをわざと遅らせたりとか…(笑)。 ジャケも某2バンドによる2作品のジャケのパロディー(オマージュ)なのですが、アンプのスタックの写真はレコーディング・スタジオの入口前で撮影されたものだし、飛び散っている火花は、某花火大会で撮影された花火を合成したものだし…(笑)。曲の邦題もバカっぽいですよね…! リリース後の2006年秋には、某英国のレーベルから欧州リリースされたりと、正直ここまでバンドが話題になるとは思いませんでしたわ…馬鹿も本気でやれば認められる一例ですね。 ]]> 131113 (7)ANCIENT MYTH / Antibes http://blog.black-listed.jp/?eid=1422103 2013-11-13T06:50:00+09:00 2013-11-12T22:12:12Z 2013-11-12T21:50:00Z 今回は、今や「女子Voインディー・メタルの筆頭格」と呼んでも差し支えないポジションに位置するバンドの1つであるANCEINT MYTHの、初のオフィシャル・リリースとなった1stアルバム(ミニ・アルバム)です。現在はVo:Michal嬢を中心にバンドは活動している訳ですが、この... black-listed リリース作品を振り返る 今回は、今や「女子Voインディー・メタルの筆頭格」と呼んでも差し支えないポジションに位置するバンドの1つであるANCEINT MYTHの、初のオフィシャル・リリースとなった1stアルバム(ミニ・アルバム)です。 現在はVo:Michal嬢を中心にバンドは活動している訳ですが、この作品を出した当時のメンバーは、今はもう誰もいませんし、ここに収録されている楽曲も、現在ではほぼ演奏されていません(一時期、極たまに"Crystal Sky"は演ったりもしていました)が、これもまた「初期Ancient Mythを映し出していた鏡」ということで…。 彼等のライヴを見たのは、2004年9月に渋谷ルイードK2で行われたVRAIN(この時は確か、現Vo:Hiro嬢の前任Voさんのラスト・ライヴだったような…違う?)の企画ライヴで見たのが初めてでした。でも、事前に当時のVo:Cap嬢(後の旭嬢)にチケットの予約で既に連絡取っていて、開場後〜開演前に物販コーナーで挨拶もしているはずなんですよ…今ちょっと調べたら、同年末の吉祥寺クレッシェンドのメタル・イヴェント「LOUD&PROUD」の年末スペシャルで、Mastermindと対バンすることになってたんで、挨拶がてらライヴ見に行ったんですね。ちなみに、その時の旧ブログには、ライヴの印象含め、こう書いてあります…(原文ママ)。 ・Ancient Myth 名前はよくクレッシェンドのスケジュールで見ていたものの、ライヴ自体は初見。女性メンバー2人(Vo+Key)を含むツインG編成の6人組。サウンド的には「シンフォニック様式美メタル」。有りがちに見えて、Keyが所謂「様式美キーボード」ではなく、あくまでも「シンフォニック・メタルのソレ」であるのは実は結構珍しいかも。しかも何気ない音飾の選び方がセンス良いのでチト感心。女性Voは元々ハイトーン使いではなさそうで、高いキーのパートで声を張るところはシンドそうだったが、ガナらずに歌わずに頑張って欲しい。3曲目に演った「Arrow of the angel」という曲が個人的にツボ。途中で「モルダウ」のフレーズが出てきた時には思わず悶絶! そうそう…当時のバンドのキラー・チューンだった"Arrow of the Angel"という曲が個人的にムチャクチャ気に入ったのと、今でこそ珍しくもないですけど、この当時(2004年秋)には「女性Voのシンフォニックなメタル」って他にほぼ居なかったんです…なので、「面白い(個性的な)バンドだな…」と思って、その後バンドとミーティングをし、翌月=10月23日の吉祥寺クレッシェンドでのライヴでマネジメント所属の発表をしました。この日、実は「新潟県中越地震」が発生した日なんですよ…この日はライヴ立会いをハシゴして、クレッシェンドに行く前に新横浜でMastermindのライヴに立ち会っている途中で地震があって、酷くビックリしたのを覚えています。 その後、本作をレコーディングしたのですが、収録されている6曲(7曲の内、1曲はオープニングSE的なインストの為)の英詞の英語が色々と間違いだらけな上に、歌詞への英単語の載せ方もかなり酷く、事前にそれをチェック出来なかったせいで、実際にスタジオでのVoレコーディングに入ってから、現場(スタジオ)で直す、という作業をしました。そのせいでレコーディング時間の内、半分位はVo録りだったりしたんですよね…歌う直前に歌詞や歌メロが変わる訳ですから、バンド(特にVoの旭嬢)には申し訳ないことをしたな、と今は思います(汗)。この時以来、不安がある場合は出来る限り英語の歌詞は事前に提出させて、チェックするようになりました。 アルバム・リリース後は、プロモーションやライヴ(ツアー、という程ではなかったですけど…)三昧の日々を、バンド(と私)は送っていましたが、メンバーの元々の音楽的な出自や戦略等もあり、一時浦和ナルシス(言わずと知れた、V系のハコ)に頻繁に出演したりもしていました…今考えると、バンドの思惑が迷走していた時代だったのかもしれません。 2006〜7年頃には諸々の事情でリーダーでDsのMITTU君と、Keyの紗蝶嬢以外がバタバタと脱退する事態になってしまいました。Vo:旭嬢が脱退することになり、当時関西から東京に活動拠点を移していた、現VoのMichal嬢(ex.MANDYLION〜codename:Wingless)をバンドに紹介したのが、現在のANCIENT MYTHの云わば原点となっている訳です。ちなみにMichal嬢の事は、eleanorがクレッシェンドでライヴを行なった際に、Vo:Shiori嬢から紹介して貰ったのがキッカケでして、その後codename:Winglessのミニ・アルバム「scar/red」の弊社からのリリースに繋がり、そこから新体制のANCIENT MYTHへと流れていきます…その辺の話はまた別の機会に(笑)。 実はこの作品…現時点で在庫が残り100枚弱です。現メンバーが誰も居ない作品なので、多分(あくまでも多分)追加プレスはしないと思われます。ご興味のある方はお早めにどうぞ! あ、何故か"Arrow of the Angel"は収録されてないんですけどね…(苦笑)。 ]]> 131107 (6)FREAKSxx / CANNIBAL-CARNIBAL http://blog.black-listed.jp/?eid=1422102 2013-11-07T23:10:00+09:00 2013-11-07T14:16:33Z 2013-11-07T14:10:00Z 今回は東京のバンド:FREAKSxxの、2005年リリースの1stアルバムにして、正式リリースとしては最新作となる作品です。彼らとの最初の出会いはあまりにも古い話で思い出せませんが、前身バンド:Lepaca Kliffothの音楽性が好きだったのもあり(FREAKSxxよりは正統派パワー・... black-listed リリース作品を振り返る 今回は東京のバンド:FREAKSxxの、2005年リリースの1stアルバムにして、正式リリースとしては最新作となる作品です。 彼らとの最初の出会いはあまりにも古い話で思い出せませんが、前身バンド:Lepaca Kliffothの音楽性が好きだったのもあり(FREAKSxxよりは正統派パワー・メタル寄りのサウンドでしたが…)、普通にライヴを見に行っていたのが最初だったと思います。バンド的には、弊社の第4弾リリースだったRocketQueenのメンバーと彼らが仲良かったので、「RocketQueenのアルバム出すレーベルから出したい/出せばいいんじゃないか」という意識も有ったのではないかと…。レコーディング・スタジオ:Yellowknife Studioに行った帰り道に契約の話をした記憶が有るので、RocketQueenのコーラス録り(FREAKSxxのVo:milk-y嬢とDs:越智君が参加している)の時か、それこそこのアルバムのレコーディングに表敬訪問した時だったはずです。 何で「このアルバムをリリースしたい!」と思ったかというと、M-6に収録されている"MAYFLY"という曲…これに尽きます!(いや、他の曲がダメという意味ではないですよ…誤解無き様!) リリースの話をバンドとする時に、以前見たライヴで、この曲がムチャクチャ印象に残っていて(その時にデモCD-Rも貰いました)、「アルバムに"MAYFLY"が入っているなら、是非ウチでリリースしたい!」と即答した記憶が有ります。この曲…機会が有ったら是非聴いてみていただきたいです。 彼らの音楽性は、CDの帯のジャンル表記欄に書かれている「オルタナティブ・ジャンク・スラッシュ」という言葉に尽きます。スラッシュやメロデスをベースにしつつもカテゴライズし難い、ナンでも有りでゴチャ混ぜ感の強いメタル…しかも女性Voなのにデス声+スクリームとか! 2001年にはARCH ENEMYにアンジェラが加入していたとは云え…少なくとも当時の日本にはまだほとんどいなかったと思います(FREAKSxxの結成は2003年ですが、それ以前からmilk-y嬢は参加していたバンド:DEISTでバリバリ活動していましたし)。 このアルバム、実は制作進行で苦労話があるんです…アートワークのデザインや校正のやりとりをVoのmilk-y嬢としていたんですが、確かPDFだかJPEGだかでやりとりをしていたせいもあって、最後まで画像等の解像度が低過ぎることに気付かず、印刷入稿の直前に完成版のアートワークのデータを貰って、NGなのに初めて気付き、RocketQueenのアートワーク・デザインをやっていただいたMARI嬢に急遽リ・レイアウトをお願いして、たった2晩で完成させたという…今となっては笑い話ですが、その時は肝を冷やしました。その節はありがとうございました!>MARI嬢 ちなみにタイトルの中の「CARNIBAL」は、本来の綴りは「CARNI"V"AL」なのですが、タイトルのロゴが上下左右対称っぽくしたかったので、メンバーと相談して、ここでは敢えて「CARNI"B"AL」にしています。間違えではないので、クレームは無しでお願いします(笑)。 バンドはメンバーを追加+交代しつつ、ライヴは少ないながら、現在もまったりと活動をしています。2ndアルバムのレコーディングもしているらしいんですけどね…その辺教えてよ、越智君!(笑) ]]> 131103 (5)AREA51 / Ankh http://blog.black-listed.jp/?eid=1422101 2013-11-03T06:58:00+09:00 2013-11-02T22:02:14Z 2013-11-02T21:58:00Z 今回は、女性Voのネオクラシカル・メロディック・メタル・バンド、AREA51の1stアルバムです。契約をする前から勿論、AREA51というバンドは知っていましたし、ライヴも何度か見たことは有りましたが、契約の直接のキッカケとなったのは、「AREA51がアルバム作ってるんです... black-listed リリース作品を振り返る 今回は、女性Voのネオクラシカル・メロディック・メタル・バンド、AREA51の1stアルバムです。 契約をする前から勿論、AREA51というバンドは知っていましたし、ライヴも何度か見たことは有りましたが、契約の直接のキッカケとなったのは、「AREA51がアルバム作ってるんですが、興味有ります?」という、当時副代表であった安森君(通称:ヤンメン君)の紹介でした。そもそも音楽性は気に入っていたので、「ある! やる!」と、ほぼ即決だったのを覚えています。 彼らは(今振り返ってみると)今の「女性Voメタルのブーム」を先取りした様な存在だったと思うのです…勿論それ以前にも、女性Voのバンドやガールズ(レディース)のバンドはありましたし、弊社でもNOVA-ERAやALHAMBRAといった女性Voのバンドはリリースしていましたが、彼らとは明確に何かが違ったような気がします…悪い意味ではなく、「女性Voである事を明確なセールス・ポイントにしていた」という点において。リーダーの石野氏(G)は、その辺を達観した上でバンドを運営している印象を受けました。 このアルバムのアートワーク、「メタル・アルバム」としては、今見てもかなり斬新だと思います。白いジャケにVo:Kate嬢の姿…初めてアートワーク見た時、インパクト受けましたし…。 本作は某専門誌では62点という決して高くない評価でしたし、当時からライヴの本数は多くなかったので、露出の機会は少なかったですが、CD自体はかなり売れました…この作品が販売実績を上げたことによって、私自身は「Black-listed Recordsというレーベルで国内のインディー・アーティストの作品をリリースしていく事」に自信を持ちましたし、他者/社の評価を気にせずに、自分が良いと思った作品をリリースしていくことへの自信にもなりました。 サウンドは今聴くと、一般的には「(メタルとしては)軽い」と感じられるのだと思いますが、楽曲には光るモノが有ります。現在は製造中止になっていますが、どこかで聴く機会がありましたら、"Extend Wings"や"Sky Above Clouds"辺りは是非聴いてみていただきたいです。 バンドはVo+G以外のメンバーを替えつつも、2010年に3rdアルバムをリリース、2012年春にライヴも数本行なっていますが、現在は表舞台から消えています。今こそ「オリジネイター」として、表立った活動を望むバンドの1つでもあります。 ]]> 131023 (4)RocketQueen / GROUND ZERO http://blog.black-listed.jp/?eid=1422100 2013-10-23T08:49:00+09:00 2013-10-22T23:49:41Z 2013-10-22T23:49:00Z どんどん参りましょう! さて、第4弾リリースは「暴走メタル」として、当時その名を轟かせていたバンド:RocketQueenによる、唯一の(CDプレスでの)正式作品となったアルバムです。正直、彼らとどういうキッカケで契約して、アルバムをリリースすることになったか、詳し... black-listed リリース作品を振り返る どんどん参りましょう! さて、第4弾リリースは「暴走メタル」として、当時その名を轟かせていたバンド:RocketQueenによる、唯一の(CDプレスでの)正式作品となったアルバムです。 正直、彼らとどういうキッカケで契約して、アルバムをリリースすることになったか、詳しくは覚えていません…(汗)。勿論初対面ではなく、バンドやメンバーの事はぞれ以前から知っていたし…あ、今CDのブックレット見たら、「レコーディング・コーディネイト」として自分の名前がクレジットされてるから、その辺がキッカケだったかな? とりあえず、当時彼らがリハーサルをしていた都内某所の某スタジオに行って、その後最寄駅のファミレスで、「これからレコーディングに入る為に、何が必要で、どういう段取りで制作を進めるか?」を打ち合わせしたのは覚えています。 DsやVoのレコーディングは、当時Mastermindとかも利用していたイエローナイフ・スタジオのエンジニア(当時):酒井氏にお願いしました。Dsのレコーディングは、別件のライヴ立会いがあって(誰のライヴだったっけ?)、当日に私は沼袋サンクチュアリに行っていたのですが、ライヴ終了後に電話をしたら、正午から21時位までで11曲(収録11曲中1曲は打ち込みのSEだったので、本編10曲+その後参加したコンピ・アルバム「SAMURAI METAL Vol.1」に提供した1曲)のDsテイクを全て録音終了したと聞いて、あまりの早さに驚愕した記憶があります。楽器(特にDs)のレコーディングをしたこと無い方には判らないかもしれないですが、Dsってセッティングするだけでも1時間以上とか掛かりますし、普通はアルバム1枚だったら、2〜3日に分けて録るんですが…そもそも1日で11曲叩くとか、どんだけ体力有るんだ?っていう(笑)。 その後のミックスとマスタリングは、NOVA-ERAのシングルをお願いした、ビクター青山スタジオの内田氏にお願いすることになりました…リーダーでDsのDiechan(当時の表記ママ)氏が「(聖飢魔IIの)ライデン湯沢みたいなDsサウンドにしたい!」ということで、過去の聖飢魔II作品のエンジニアリングを手掛けた内田氏に頼もう!ということになった訳です…非常に判り易い!(笑)で、ミックス上がってきたサウンドを聴いて、「こりゃ、ライデンだ!」と…(爆)。 アートワークも結構刺激的(笑)な「巨乳」の写真…これ、実は「本物」なんです。胸の大きなモデルさんに来ていただき、「本物」を撮影しました(勿論、ロケットとバンド名+タイトルは合成ですが…)。撮影はアートワーク・デザイナーさん(女性)の事務所で行なったのですが、私は立ち会うことが出来ませんでした…残念!(爆) そういえば、アルバム発売当時、「この胸はKeyのMAKI嬢なんじゃないか…?」という噂が流れてましたが、そういう訳で実は全くの別人です(この話は、MAKI嬢本人が見たら「セクハラだ!」と言われそうですが…汗)。 このアルバムに因んで印象深いのは、当時某誌のレビューで「20点」が付いたことでしょうか…Vo:Kazuya氏の歌が叩かれたのですが、確かに「ピッチが正確」ではないかもしれませんし、「声質がかなり独特」ではありますが、今だに「20点の作品」だとは思ってません! 実際、数年に1回位のペースで、ふと聴きたくなりますもの…(思い入れとかを抜きにしても)。ホント楽曲のポップ・センスとアレンジは素晴らしく、代表曲"QUEEN BEE ROCKET"を筆頭に、名曲揃いの捨て曲無しです。 その後バンドは残念ながら、アルバム・リリース(2005年8月)から約半年後の、2006年3月11日に解散してしまいます…。個人的な話で恐縮ですが、その日に行われた解散ライヴのエンディングでは、不覚にも涙が出てしまいました。ここでその時の想いを語るのは止めておきますが…。 当時のメンバーの内、Ds/リーダーのDiechan(現:廣井大智)氏、GのYU:ZI(現:佐藤裕次)氏、そしてVoのKazuya(現:川村和也)氏は、KNIVESというバンドで現在も活躍中です。相変わらずソリッドでカッコ良いロックをプレイしています…KNIVESとしての音源もリリースしてますので、是非チェックして、ライヴにも足を運んでみてください。 ]]> 131021 (3)ALHAMBRA / 明日への約束(A Far Cry To You) http://blog.black-listed.jp/?eid=1422099 2013-10-21T08:42:00+09:00 2013-10-20T23:42:52Z 2013-10-20T23:42:00Z レーベルの第3弾リリースは、現Galneryus/ALHAMBRAのKey: YUHKI氏率いるALHAMBRAの1st(オリジナル盤)!レーベルが動き出してからなので、確か2004年の11月頃とかだったと思うのですが、リーダーであるKey:YUHKI氏から1stアルバム・リリースのオファーをいただき、打ち... black-listed リリース作品を振り返る レーベルの第3弾リリースは、現Galneryus/ALHAMBRAのKey: YUHKI氏率いるALHAMBRAの1st(オリジナル盤)! レーベルが動き出してからなので、確か2004年の11月頃とかだったと思うのですが、リーダーであるKey:YUHKI氏から1stアルバム・リリースのオファーをいただき、打ち合わせがてら、音源のCD-R(もうマスタリング済だったはず…)を、わざわざ事務所の在る吉祥寺まで持って来てくださったのを覚えています。 事務所に戻って、CD-R聴いて、内容のあまりの凄さに思わずのけ反りました(笑)。最初聴いた時はメロディーが印象的な"FAITH"が好きだったのですが、その後、イントロからサビまで全く隙のない名曲"ORION"に傾倒していきましたね…個人的には、コンパクトでサビが一緒に歌える様なキャッチーな曲が好みなのですが、勿論大作のタイトル曲"明日への約束"も、バンドの格を示す「傑作」です。 案の定、各媒体等での反応や評価も高く、レーベル初期のヒット作となりました(その前後の作品が売れてない、という意味ではないですよ…誤解無き様)。レーベルって、最初のリリース数枚が上手くいかないと、キャッシュ・フローやショップさんの信頼の問題で、なかなか厳しいんですよ…そういう意味でも、素敵な機会をいただいたYUHKI氏には、今でも心から感謝しています。 2ndは大人の事情(笑)もあり、他のレーベルさんに移籍になりましたが、その際もわざわざ直接、対面で事情をご説明をいただきました。契約上は何の縛りも無かったんですが…氏の律儀さには頭が下がります。 あ、もう時効(?)だし、いいですよね?(笑) 実はジャケのアートワークは、当初はインレイ内側(モノトーン)や外側(カラー)で使われている絵柄だったんですよ! 最終的には、実際に使われた絵柄に変更になりましたが…。 来月(11月)6日には、現在の所属レーベル:Walkure Recordsさんから新版の同作(現メンバーで再録)が発売になりますね。レーベル・マネージャー:O氏のご好意で、そちらも既に聴かせていただきましたが、オリジナル版に勝るとも劣らない仕上がりになっております…オリジナル盤をお持ちの方も、是非! ]]> 131015 (2) NOVA-ERA / beginning 〜 lunar mind http://blog.black-listed.jp/?eid=1422098 2013-10-15T18:21:00+09:00 2013-10-15T09:21:45Z 2013-10-15T09:21:00Z Black-listed Recordsの第2弾リリースとなったのは、現LIGHT BRINGERのB:Hibiki君や、元INSPIREのVo:杉乃嬢らが在籍していたことでも知られる、若手プログレッシヴ・メタル・バンドの唯一のプレスCD音源である、3曲入シングル。彼らとの話は長くなります…覚悟してくださ... black-listed リリース作品を振り返る Black-listed Recordsの第2弾リリースとなったのは、現LIGHT BRINGERのB:Hibiki君や、元INSPIREのVo:杉乃嬢らが在籍していたことでも知られる、若手プログレッシヴ・メタル・バンドの唯一のプレスCD音源である、3曲入シングル。彼らとの話は長くなります…覚悟してください(笑)。 彼らと出会ったのは、確か2003年初夏のMastermindの某ライヴ終了後…その時の対バンだった静岡のバンド:REAL-TENSIONを見に来ていたNOVA-ERAのメンバー達(確かDsのIssei以外全員)と色々と話しした時、「私達もバンドやっているんで、今度見に来てください!」と言われ、国分寺のモルガーナにライヴを見に行きました。そのプログレッシヴでパワフルな音楽性を即座に気に入り、当時マネジメントやデザイン関係を手伝ってくれていた安森君(後のBlack-listed Productions副代表…その後、退職)に、ライヴの帰り道の時点で「マネジメント第2弾アーティストを見つけた!」と興奮して(笑)メールした記憶があります。 その後バンドと別途ミーティングを持って、同年7月から正式にマネジメントを担当することになりました。私がバンド写真を撮影したり、バンドの有り様や活動方針の話をしたり、ライヴ内容に関して意見したり…当時の私は、某社で「洋楽メタル」をメインのビジネスにはしていたものの、「邦楽メタル」はほぼ手探り状態でやっていたので、バンドにとって役立つであろう事は、何でもやっていた気がします(笑)。 11月には2曲入のデモ・シングル(CD-R)を無料配布…まだまだデモでCD-R音源の無料配布しているバンドも圧倒的に少なかった時代なので、このデモ・シングルで、バンドの知名度がかなりアップしたと思います。 そして2004年の初夏頃には、同年末のシングル・リリースが決定…9月からレコーディングをスタートしました。ミックスとマスタリングは、当時ビクター青山スタジオに在籍、ANTHEM等を担当されていた内田氏に依頼(その後、氏はマスタリング・エンジニアに転身、その後もALHAMBRA等を手掛けていらっしゃいました)。出来上がった作品は、弊社第2弾作品として12月にリリースされました。 まぁ、今だから話せますが、最初にレコーディングしたVoテイクにバンドもレーベルとしても満足いかず、ダブりやハモり等もリ・アレンジして再度レコーディングしたりとかで、使える予算や時間がギリギリで、最終的に妥協した部分とかも正直ありますし、今聴くと内容的に稚拙な部分は多々あります。ただ、当時は今ほどDTMレコーディングの環境が良くなかった(誰もがイージーにDTMレコーディング出来る時代ではなかった)ですし、その中で「ベストな作品を作ろう!」という情熱は込めるコトが出来たと思います。 ロゴとアートワークは、前述の元副代表:安森君の手によるモノ…ポリゴン感満載ですが、バンドの世界観には合っていたし、バンド自身が気に入っていたので、これで行こう!と思いました。 本作はとっくに初回プレス分を売り切って、現在は「廃盤扱い」となってますが、その後のメンバーの活動からプレミアが付いて、オークション等では結構な値段で売っているみたいですね(いや、法外な値段では手を出さないでくださいね…)。 余談ではありますが、その後2006年にVo:杉乃嬢を除いてメンバー全員が脱退、メンバーも新たに新生NOVA-ERAとして活動を再開するものの、諸事情で2008年2月にバンドは解散してしまいました。しかし、レーベルの6周年記念となった2010年10月の東京・目黒ライブステーションでの弊社イヴェント(5バンドで、動員270名!)と、東日本大震災後の2011年8月に行なった表参道グラウンドでのチャリティー・ライヴ(この時のBは、天狗櫻の麻宮嬢)で限定復活して、ライヴを披露してくれたのが思い出深いです。 その後、Vo:杉乃嬢はMastermind他のメンバーとINSPIREを結成して、Mai嬢(その後STARLESSに加入)脱退後のSIEGFRIEDにも参加。Hibiki君は第2期NOVA-ERAのDsだった(元々、Hibiki君の紹介でNOVA-ERAに加入した)Satoru君とLIGHT BRINGERの活動を強化したり、ALHAMBRAに加入したり…。リーダーだったRui君(G)は公認会計士になる為、国家試験に向けて勉強。Syo君(G)はジャズ/フュージョン系のバンドで活動。Issei君(Ds)は幾つかのバンドでサポートをしていた(ライヴも見に行った)様ですが…その後、ナニしてる? 当時と連絡先変わってないから、連絡くれ!(笑) ちなみに、この作品のレコーディング時に、個人的に某メンバーに1万4千円貸してるんですよね…いつか返してね!(爆) ]]> 131012 20年ぶりの再会 http://blog.black-listed.jp/?eid=1422097 2013-10-12T09:53:00+09:00 2013-10-12T00:53:37Z 2013-10-12T00:53:00Z 今週は、自分にとって音楽ビジネスの原点となった「90年代」を振り返る1週間でした…。火曜には(現時点で、あまり詳細は言えないのですが)、90年代に自分が仕事をしていたポニーキャニオン時代の音楽ビジネスに関する「とあるインタヴュー」を受けてきました。ブログのプ... black-listed よもやま話 今週は、自分にとって音楽ビジネスの原点となった「90年代」を振り返る1週間でした…。 火曜には(現時点で、あまり詳細は言えないのですが)、90年代に自分が仕事をしていたポニーキャニオン時代の音楽ビジネスに関する「とあるインタヴュー」を受けてきました。ブログのプロフィールにも書いてあるんですが、91年から96年まで東京を中心としたエリアと、幾つかのCDチェーン店の営業(マーチャンダイジング含む)を担当していて、その後転属になり、2004年に退職するまでの8年間洋楽部で制作・宣伝をやっていました。 営業時代も洋楽部時代も、ポニーキャニオンでは色々な事を学ばせて貰いました。辞める前の最後の数ヶ月は、当時の部長:T氏(外様で役職に収まって、散々部内を引っ掻き回して、結局結果出せずに辞めていった人/毒)や、課長:W氏(先輩から昇進して直属の上司になった人…自分が担当していた某アーティストの担当をコチラに振っておきながら、その後もバリバリ首を突っ込みまくってた/毒)と部の運営方針が全く合わず、結局会社を辞めたのですが、それ以前は良い上司と良い同僚に恵まれていたと思います…休みとかあまり無くてシンドかったけど、仕事は凄く楽しかったし。W課長の前のS課長(当時)とは、最近でも極たまに会ったり、メール貰ったりもします…。 それとは全く関係なく、翌水曜は所事情で、91-93年頃に営業でエリアを担当していた逗子とか横須賀(神奈川県)とかに行ってきた訳です…当時以来ほぼ足を運んだことがなかったので、なんと20年ちょっとぶりです! 逗子は、JR逗子駅と京急新逗子駅の間の数百メートルのエリアしか知らないんだけど、店とかは変わっていても、街並みは変わってなくて吃驚! 新逗子の駅ビルにあったヤジマ・レコード(当時担当してた)が無くなっていて、ちょっと寂しかったなぁ…。 で、京急で一旦金沢八景まで戻って、汐入駅で降りて、徒歩で横須賀中央駅方面へ…営業でこの付近を回っていた当時は、駅前のよこすか芸術劇場もまだ無く(ダイエーのショッパーズ・プラザは有ったけど…)、結構印象が違ってました。 で、米海軍のベース前を通り、「もう流石に無いのかな?」と思っていた、ドブ板のラッキー・レコード…まだ在りましたよ! 看板見つけた時、思わず指さしちゃったもの!(笑) しかも店内に入ってみると、奥に見覚えのある方が…当時新譜の発注を出していたT氏。恐る恐る近寄って、「すみません、Tさんですよね…?」と言うや否や、T氏曰く「え、大西君?」 (((°д°))) ヒョエー! 20年も来てないのに、何で覚えてるんだ?!(汗) なんでも、ポニーキャニオンの今の営業担当が、偶然にも同期のF嬢で、たまに「大西君って、今どうしてるの?」とか話題にされていたらしい!(笑) ラッキー・レコードは「米海軍のベースに一番近いCDショップ」だったので、洋楽作品は当時かなり売れるお店で、仕事(受注)した後、よくメタルの新譜CD買わせて貰ってたんですよ、コチラで…それで印象に残っていて、覚えていてくれたみたい。正直お店に当時程の賑わいは無かったし、在庫もかなり少なくなっていたけど、そんなの関係なく、お店に居た間の気持ちは「レコード会社の駆け出し営業マン」に戻ってましたね…。 Tさんご本人は謙遜されてましたが、俺はラッキー・レコードの事を「音楽業界の中で自分を育ててくれたショップさんの1つ」だと思ってます。Tさんのご尊父である当時の社長には、よく「君、喫茶店行こう!」と連れ出して貰って、昼飯とかお茶とかご馳走になったしね…(←遠い目)。 結局Tさんと2時間近く話し込んで、最後に当時を思い出して、国内盤の某洋楽メタル系CD(敢えて、旧譜)を1枚購入しました。Tさんと写真も撮ったんだけど…ブログの話したら、テレながら「上げなくていいよ〜」と言われてしまいました(笑)。 そのまま横須賀中央まで歩いて、これまた当時担当していたヤジマ・レコード本店(ほぼ変わってなかった!)の裏にあるTGI FRIDAYでアメリカンなハンバーガーとか食べて、京急の快速特急で帰ってきました…いやー、楽しかった! 自分の原点を辿る小さな旅…「初心忘るべからず」と改めて胸に刻みました。 ]]> 131011 (1) Mastermind / Song for the New World (Ver 2004) http://blog.black-listed.jp/?eid=1422096 2013-10-11T03:56:00+09:00 2013-10-11T23:37:43Z 2013-10-10T18:56:00Z 前にも予告した通り、今日からBlack-listed Recordsの過去のリリース作品を振り返ります(本当は10/10に掲載したかったんですが、諸事情ありまして…汗)。まぁ、駄文ですがお付き合いいただければ幸いです。改めまして…9年前(2004年)の昨日(10/10)から、Black-listed ... black-listed リリース作品を振り返る 前にも予告した通り、今日からBlack-listed Recordsの過去のリリース作品を振り返ります(本当は10/10に掲載したかったんですが、諸事情ありまして…汗)。まぁ、駄文ですがお付き合いいただければ幸いです。 改めまして…9年前(2004年)の昨日(10/10)から、Black-listed Recordsのリリースはスタートした訳です。勿論リリースに向けての準備は春頃からしていましたし、更にその前からマネジメント(アーティスト事務所)としては始動していましたが、CD等のリリースをするレーベルとしてのスタートはそこからです。 で、Black-listed Recordsの記念すべき第1弾リリース作品は、それ以前からマネジメントを担当していたMastermindの1st再発! 自主制作で2000年にリリースした同作のオリジナル・プレス(限定1000枚)が、それまでには既に完売で、販売も終了していたにも拘らず、"Say Your Prayer"や"Note Of Glory"、"Nothing Lasts Forever"辺りはライヴのレパートリーの中核を占めていた為、バンドのマネジメントとして「再プレスしなきゃ、曲を覚えてもらえないなぁ…」と思っており、「この作品を再発する為のレーベル」として設立したのがBlack-listed Recordsのスタートでした…。 再発に当たり、リマスター+アートワークもリニューアル。自主制作時のオリジナル盤のアートワークのコンセプトをベースに、私がポニーキャニオン洋楽部で仕事を依頼していた伊藤氏(元ポリドールのデザイン部に在籍、その後独立されたデザイナーさん)に書き下ろしていただきました。 リマスターはこれまた当時の人脈から、ポニーキャニオンのマスタリング・ルームで行ないました。エンジニアはジェームス・ブラウンのアルバムのマスタリング等もされている能瀬氏。実は能瀬氏、1年間だけポニーキャニオンの営業現場にいらっしゃった事があって、氏が本来の志望である録音部(エンジニアの部署)に移られるということで、後任として、当時氏が担当されていた営業テリトリーを引き継いだのが、実は私だったという…どうでもいい話ですね(笑)。 あと、そのマスタリングの日に、当時Black-listed Menagementの第2弾アーティストとして契約していたNOVA-ERA(このバンドに関しては、次回の同コラムで…)のメンバー2名がやっていた学生カヴァー・バンドを都内某所に見に行った訳ですが…まさか、その後このバンドが、あの「LIGHT BRINGER」になるとは、当時は思いもしませんでした…あ、これも関係ない話でしたね(笑)。 Mastermindの話に戻って…この1stに収録されている楽曲は、今聴いても粒揃いで、「国産メロディック・パワー・メタルの名作」の1つだと思います! オリジナル盤には、バンドの代表曲の1つでもある”Never Say Never”が収録されていましたが、この曲はメジャー・デビューとなった2ndアルバム「The Way I Go」にリレコーディングで収録されていましたし、「大人の事情」(平たく言えば「著作権絡み」)もあって再収録することが難しかったので、ここでは外して、新たに1stリリース以前のデモ・ヴァージョン2曲("Wanderer"と”Run For Your Life”)を追加収録しています。 価格もオリジナル盤と同じ2,200円に設定しました。初回生産限定盤で、もう残り100枚も有りません…まだお持ちでない方は、是非!(←商売上手) ]]>